前略。GEPEC事務局とpd普及の会事務局は、8月より新しい共同事務所に転居しました。両組織の協力関係が強化される事によって、pdの普及活動が成果をあげるように、祈念いたします。GEPEC事務局 三明
新住所:大阪市淀川区西中島6-3-32第2新大阪ビル 611号室
今回はグローバル・ネットワークのウェブサイトのフロント・ページの図をご紹介します。是非ウェブサイトを閲覧なさってください。http://www.systematiccare.net
小さな人体の図が縦に並んでいますが、最も上の仰臥位の図にご注目ください。片方の膝が立っている事に気づかれると思います。就寝時やくつろいでいる時のように、歯科治療のために患者さんが診療台に仰臥する時も、「その人が最もラクに感じる姿勢を取ってよいのだ」という意味がこめられています。水平治療を表す写真や図には、患者さんが仰臥位で「気をつけ」をしているような堅苦しいイメージのものが多いですが、DBは生前、頭部の位置が適切に保たれていれば、胴体・四肢はラクにしてよいし、高齢者の方などで側臥位でなければ横になれない場合は(術者の条件は最適ではないかもしれないが)それも許容されると、言っていました。
体のポジションについて:
縦に並んでいる人体グラフィクスの順序の理由:
1-人間のスペース、 2-完全な休息、3-歩く、4-立っている、5-座る、6-車いすに座る
これは、人間の一生の時系列順に並んでいる。乳幼児の時は誰でも仰向け・横たわっている時間が多いが、やがて立ち上がり、歩けるようになる。成人になると、多くの活動は座位で従事する時間が多くなる。高齢になれば、車椅子が必要になる人もいる。人間が地球上で生きる限り、人体の動きや条件を制御する第一の要因は、重力である。それゆえ、人体のグラフィクスも垂直軸に沿って、上から下へと描かれている。
体のポジションの重要性:本ウェブサイトは、医療に関する問題を取り上げ、免許をもつ医療従事者に対する提案を述べている。
医療を含む、目的を有する人間の行為に最適な環境を規格するには、どういう人間のポジションや条件が自然なものであるかを十分に理解することが必須である。